ホテルの正しい利用の仕方LOGO

ホテルの設備を確認しよう

自分の身を委ねるホテルの設備をしっておくことは、結果として快適な宿泊につながることになります。例えば、ビジネスホテルではあっても部屋に備え付けの浴室とは別に「大浴場」などを用意している場合もあります。中には温泉が引かれているような大浴場もあったりするほどです。客室のバスルームでも事足りますが、せっかく宿泊するのですから大浴場でのんびりと温まるのも悪くはないのではないでしょうか。

それらの設備はホテルによってさまざまです。こども用のプレイルームがあったり、自由に使える書斎があったりなど、実にさまざまです。特長となるような設備は宣伝されていることも多いのですが、そうではない場合、「ほんのちょっとしたサービス」と位置づけられているようなものは知らないままチェックアウトしているということも珍しくありません。無料であれ有料であれ、利用するしないは宿泊者の自由ですが、「知らなかった、損をした」とならないよう、事前に調べておくのが良いでしょう。

近年ではこの「知らなかった」ということが頻繁におきています。それは旅行サイトなどでの宿泊予約が一般化したからです。各旅行サイトでは、さまざまな宿泊施設を条件別で調べたりできます。ですが、表示されている情報はホテルのことを知る手がかりとしては少なく、宿泊費用を中心に必要最低限の情報だけとなっています。その予約サイト限定の割引制度なども用意されていたりするのですが、シンプルなアクセス情報とホテル名、そして料金ばかりが強調され、そのホテルでどのようなサービスが受けられるのかまではわからないのです。

そのような場合、宿泊してみてはじめて気づくような設備やサービスも多々あります。少し利用料金がかかったとしても、「知っていれば利用申し込みをしたのに」というような場合もあるかもしれません。そのような「知らなかった」ということを回避するためには、予約時には比較サイトを利用したとしてもそのあとでそのホテルの情報を調べておくことが望ましいでしょう。シーズンなどで予約が取りづらい場合、ついつい急いで予約だけを済ませてしまう場合もあるでしょう。ですが、せっかく宿泊するのですからただ「泊まるだけ」ではもったいないのです。

ホテルのサービスは「おもてなし」を根本としています。ホテルは沢山の人に利用してほしいと願っていますが、それは「料金」だけで実現できるようなことではないということを知っています。宿泊費用と、それに見合うだけのよりよいサービスを受けることで、宿泊客は満足します。そのサービスは従業員の応対、サービスから部屋の快適さ、そして宿泊客にもたらされる付加価値としてのサービスも重要な要素です。ただ「部屋を用意しているだけです」というホテルの方が、現在では少ないかもしれません。予算重視でホテルを選んだ場合でも、滞在する上で嬉しくなる何かが用意されているかもしれません。それを知らないままでも宿泊できますが、どうせなら知っておいても損はないというものです。利用するしないは自由ですから、少しそのホテルのことを調べてみてもいいのではないでしょうか。そうすることで滞在する時間がほんのすこしかもしれませんが、よりよいものになるのではないでしょうか。

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