ホテルの正しい利用の仕方LOGO

喫煙・禁煙の区分けは守る

ホテルにはさまざまな人が宿泊することになります。人はさまざまな趣味、嗜好をもっているものです。それが法律で禁止されていない限り、またマナーを守っている限り、誰も咎めることはできません。その最たるものが「喫煙習慣」です。「たばこ」を吸うかどうかということです。たばこが嫌いな人は沢山います。近年では喫煙に関するマナーが厳しくなってきています。それはたばこを吸わない人の健康を守るためでもあります。

たばこには有害物質が含まれているとされています。たばこに含まれる有害物質は健康を害するものです。喫煙する方もそれは承知の上でたばこを吸っているのです。喫煙は「病気」とされています。一度依存してしまえば、なかなか抜け出すことができないというのです。たばこを吸い始めると、自力でそれを断つことはなかなか難しいでしょう。そのため、一旦たばこを吸い始めるとかなりの期間、「喫煙者」としてたばこを吸い続けることになります。喫煙者の方であれば経験が多かれ少なかれあると思うのですが、たばこを吸っていると肩身が狭い思いをすることがしばしばあります。

「嫌煙家」とはよくいったもので、たばこが嫌いな人はとことんたばこが嫌いです。少しタバコの臭いがしただけで吐き気をもよおすといいます。現在の社会では、そのような嫌煙家の方も愛煙家の方も同じ空間にいる時間が長いのです。社会では分煙化がすすみ、喫煙自体は場所が分けられるようになりました。ですが、それだけでは嫌煙家の方にとっては不十分なのです。「少しでもたばこの臭いがすると耐えられない」という方が、とても多くなっているのです。そのような方であっても、愛煙家の方も等しくホテルには宿泊します。

ホテルでは明確に「喫煙」と「禁煙」の部屋が分けられている場合が多いです。宿泊客がチェックアウトしたあとには、部屋は清掃されることになります。洗面台やバスタブ、そしてトイレなどはもちろんベッドからなにからなにまでリフレッシュされます。空気の入れ替えも行います。ですが、一度たばこが吸われてしまった部屋はどうしてもその臭いを消すことができません。たばこが吸われてしまった部屋はその時点で「喫煙者」向けの部屋になるのです。なぜなら、どれだけキレイにしても「たばこが吸われた」形跡が消せないからです。そのようなことを嫌煙家の方は敏感に感じ取ります。禁煙の部屋であるにも関わらず、たばこが吸われてしまった場合は、その部屋はかなりの期間「喫煙者向け」と設定するしかなくなるのです。

ホテルでは喫煙者向けの部屋と嫌煙家向けの部屋をわけて設定しています。ですから、たばこを吸う方はあらかじめたばこが吸える部屋を予約しておけばいいだけなのです。間違えて予約してしまい、禁煙の部屋をとってしまったとしたら、それは予約し直すかチェックインの際に「間違えた」と伝えるべきでしょう。ホテルの設定を無視して禁煙の部屋でたばこを吸うことはマナー違反です。その後そのホテルで嫌煙家の方からクレームが発生してしまう可能性があるからです。ホテルを利用する際、必ず気をつけたいのがこのような喫煙する際のルールです。ホテルには自分以外にもさまざまな人がいるということを理解した上で、利用するようにしましょう。

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