ホテルの正しい利用の仕方LOGO

電気をつけっぱなしなどにはしない

いくら宿泊費を支払って泊まっているとはいえ、ホテルでの電気や水道の利用は常識的なものにすべきでしょう。宿泊費にはもちろん、宿泊者が利用する分の光熱費の計算は入っています。ですが、それはさまざまな利用客の「平均値」を割り出したものです。各利用者が沢山の電力、沢山のガスを利用してしまえばやがてそのホテルの宿泊料金は高くなってしまうでしょう。

だからといって節約しすぎる必要もありません。「普通に」利用すればいいだけのはなしなのです。ホテルの部屋は当たり前ですが自宅とは違います。「使い勝手」に迷ってしまう場合も多々あるでしょう。特に電灯まわりはベッドサイドの電灯と部屋の電灯が連動していたりして、少し難解である場合もあります。ベッドサイドだけ付けたいのに部屋全体の明かりがついてしまう場合もあるでしょう。それはそれで仕方がないかもしれません。逆に節約しすぎると、快適な滞在ができないという場合も考えられます。

常識的な利用であれば、特段問題ないはずです。ですが、中には「料金を払っているから」という理由で必要以上にエネルギーを浪費する宿泊客もいます。そのような利用をしても特に注意されることはありません。だから「タチが悪い」のです。そのようなタチの悪い利用者が増えた場合、ホテルは採算がとれなくなってしまいますから、宿泊料金を値上げせざるを得ません。その結果、すべての宿泊客の負担が増えるのです。「次も利用したい」と考えた方も、宿泊費用が上がってしまえば「予算」と見合わないという理由で利用を控えてしまうかもしれません。その結果、ホテルそのものの経営が立ちいかなくなってしまう場合もあります。

料金を払えばなにをしてもいいというわけではありません。ホテル側も「何をされてもいい」と考えているわけではありません。常識的な利用を、顧客に求めているのです。ホテル宿泊での常識は、一般家庭での常識に通じるものがあります。「電気をつけっぱなしにしない」、「お湯を必要以上に使わない」など、「当たり前」のことが想定されています。そのような「当たり前」は、どこに行っても「当たり前」です。バカンスなどでそのホテルを利用したとしても、その常識は変わりようがないのです。

ホテルの利用の際にそのようなことに気をつけすぎることはないのですが、必要以上に電気を利用する理由もありません。ホテルに対する嫌がらせとも受け取れる行為ですから、電気やお湯の利用は常識的な範囲に留めましょう。悪質な利用が続いてしまうと、名前がブラックリストに入れられてしまい、それ以後の利用を断られてしまう場合もあります。宿泊したいのに二度と使えなくなってしまう場合もあるのです。そのようになってしまってはせっかく見つけた良いホテルが台無しです。節度のある利用で、周囲の宿泊客にも、ホテルに対しても嫌な思いをさせないようにしましょう。ホテルも「ビジネス」です。どこに経費がかかっているのかは私たちが知る由もありませんが、光熱費は間違いなく実費です。宿泊で「元を取ろう」などと考える必要はありませんし、それが電気の無駄遣いで解消されるわけでもないのですから、節度ある宿泊を心がけましょう。

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