ホテルの正しい利用の仕方LOGO

チェックイン時の注意

ホテルではあらかじめ「チェックイン出来る時間」を定めています。それはこれから宿泊する予定の部屋には前の利用者がいたかもしれず、一晩そこで過ごしていたかもしれないからです。ですが、ほとんどのホテルではチェックイン後それを気にすることなく真新しい感覚で利用することができます。前の宿泊者の気配などどこにもないのです。

それはひとえにホテル側が先客の気配や名残を消しているからです。ホテルの部屋は見ず知らずの他人と時間差で共用するものといってもいいでしょう。ですが、宿泊している際はそのようなことはまったく気にならないのです。それが「ホテルのサービス」の真髄です。私たちは見ず知らずの他人とは一定の距離をおかなければ居心地が悪いものです。居心地が悪いと、それは「ストレス」になります。ストレスになってしまうと完全な休息とはいえないのです。休息できなければその日の疲れやストレスは解消されることはなく、次の日に持ち越されます。そうすると一日がどんよりとした重いものになってしまうことでしょう。そのようなことを防ぐため、ホテルは他人の気配をその部屋から一層するのです。

そのためには、ホテルの定めたチェックインの時間は守る必要があります。受け入れい準備を十分に行なってもらわなければ、快適な利用ができないのです。チェックイン時間をはじめ、ホテルが定める利用ルール、「約款」は、私たちが快適に過ごすためにあります。

そして、チェックイン時にはあらかじめ定められた手続きをとることになります。朝食はどうなるのか、利用時の注意で知っておくべきものはあるのか、チェックアウトは何時までかなどを確認します。ホテルのチェックインは、一晩身を預ける場所を知る最初の機会です。何度も利用しているホテルでない場合は、どのような施設があってどのように利用出来るのかも確認する必要があります。そのような少しの確認で、私たちはそこで過ごす時間を快適に過ごすことができます。

チェックインする際、多くのホテルではその場で料金を支払います。そして鍵を預かります。この鍵は自分のプライベート空間を守るための唯一のアイテムとなります。チェックイン後に外出したりする場合、ほとんどの場合では鍵はフロントに預けることになります。カードキーの場合は持ち出しても構わない場合もあるので、それは確認しておきましょう。外出の際、「何時までに戻る」というルールがあるかもしれないので、それも併せて確認するようにしましょう。

自分の部屋番号は覚えておいた方がいいでしょう。夜遅くの帰着になる場合、無人のフロントに鍵が並べられている場合があります。その際、鍵を取り違えてしまうと大変なことになるからです。ホテルは過ごす間だけの仮の住まいです。その住まいには共同生活者がいます。チェックイン時はフロントでその仮の住まいで快適に過ごすための「ルール」が聞けるタイミングです。ただ手続きを済ますだけでも利用は可能ですが、それだけではなく、少し耳を傾けることでさらに快適な宿泊を実現することができるのではないでしょうか。チェックイン時からそのホテルでのサービスを受けるのです。どうせなら最大限、その時間を快適に過ごしたいものです。

↑ PAGE TOP