ホテルの正しい利用の仕方LOGO

旅の楽しさはいつの時代も変わらない

「旅」はただの「移動」ではありません。もともと、私たち人間が日頃から行動できる範囲などは限られています。その行動できる範囲で私たちは日々生活しています。その中で「いつもの場所」、「いつもの風景」という感覚が身に染み付いています。その感覚は私たちに「ホームグラウンド」という区切りを付けさせるものです。「生活圏」とはそういうものです。

その生活圏から抜け出し、見知らぬ土地で新鮮な感覚を楽しむことは、古来から私たちの「娯楽」、または「道楽」として存在していました。いつもの場所、いつもの生活圏の外へ繰り出し、見聞を広めるということは、「楽しい」ことなのです。いつもとは違う場所で見知らぬ風土に触れ、見知らぬ人たちと交流し、日常から開放されることで、リフレッシュすることができるのです。それを「旅行」と呼んでいます。生活圏があるかぎり、旅行はリフレッシュするための良い手段なのです。

旅行する中で重要なことは「いつ、どこで寝るか」ということです。自宅から遠く離れた場所でも、夜になれば私たちは眠くなります。我慢をすれば体調を壊してしまうかもしれません。リフレッシュするための旅行で不眠不休ではいけないのです。確実に体が壊れてしまうことでしょう。そのようなことにならないために、「宿泊」します。私たちは絶対に眠らなければいけません。眠るためには眠るための場所とその設備が必要です。だから、ホテルが存在します。

私たちが場所をまたいで移動できるのは、そこにホテルがあるからです。ホテルがなければ野宿するしかありません。アウトドアが得意な人であればいいのかもしれません。屋外で寝起きすることが苦にならない人もいるかもしれません。ですが、通常であればそれは無理です。ビジネスのための旅行、つまり「出張」であるのに野宿のための用意をいちいちするわけにはいきません。安心できる宿泊場所がないと、私たちはどこにも行く事が出来ないのです。ホテルがあることで、安心して私たちは遠征することができます。離れた地で仕事をすることができます。あるいは観光して楽しむことができます。

私たちが人として稼働するための最低限の条件、「寝食」を提供するのがホテルであり、交通機関が発達して短時間で遠くまで行けるようにはなったとしても、「寝ない」というわけにはいきません。ですからホテルはなくなりません。人生の中でホテルを利用する回数がそう多くなくても、誰でも一度くらいは宿泊することはあるでしょう。安心して寝起きできる。そして次の日に備えて英気を養い、活動することができる。それがホテルがホテルであるための条件です。私たちはその便利な宿泊施設を利用することで、もっと遠くにも行く事ができます。地球の裏側へも行く事ができるのです。ですが、そこにホテルがなければ、途方にくれることでしょう。中継基地としてのホテルがあるから、安心して旅に出ることができるのです。旅先での記憶のひとつに宿泊したホテルが残るでしょう。旅行が総じて素晴らしいものになるように、各ホテルはさまざまなサービスを備えています。私たちの快適な旅行は、ホテルが支えているといっても過言ではないでしょう。

↑ PAGE TOP